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ダイニングルームの設計ポイント3選とミニマリスト設計士のこだわり3選

藏岡 三郎
藏岡 三郎
藏岡 三郎

皆さん、こんにちは。藏岡です。この記事ではリビングルームに続きダイニングルームの設計ポイントについてお話したいと思います。

皆さん、ダイニングルームはリビングルームの脇役くらいにお考えではないでしょうか?実はダイニングルームもリビングルームと同じ位大切な機能をもっています。私は家族や友人と食事をするのが一番の楽しみです。この記事ではそんなダイニングルームに熱い思い入れのある設計士が考えるダイニングルームの設計ポイントとミニマリスト設計としてのこだわりについてお伝えします。

ダイニングルームの設計ポイント3選

キッチン・リビングとの繋がり・距離感

一般的にリビングとダイニングとキッチンの3つは隣り合って繋がっている事が多いですね。ダイニングルームはリビングとキッチンを橋渡しする大切な役割があります。肝心なことはその繋がり度合・距離感です。距離感が近すぎるとお茶をしに来たお友達がダイニングに座った時にキッチンがよく見えてしまいちょっとソワソワしたり・・。一方、距離感が遠すぎると毎日の食事配膳や後片付けが大変。そこで私はご家族の暮らし方をヒアリングして、ちょうど良い距離感に調整しています。ダイニングが繋ぐリビングルームの設計法については下記のリンクより詳細をお読み頂けます。

リビングルームの設計ポイント5選とミニマリスト設計士のこだわり5選
リビングルームの設計ポイント5選とミニマリスト設計士のこだわり5選

ちょうど良い窓の大きさ

冒頭に申し上げた通り、私は家族や友人と食事をしながらお話するのが好きで住まいでの一番のエンタメだと思っています。それならば明るい窓の近くにダイニングテーブルを置きたくなります。しかし注意しなければならないのがその窓の大きさ。床から天井近くまである大きな掃き出し窓だとダイニングテーブルを壁にピタッと寄せられない。腰高までの窓であればテーブルを壁に寄せる事ができるためスペースを有効活用できます。また交通量の多い道路に面していると音やほこりも気になりますね。ただ大きな窓があれば良い。のではなくちょうど良い窓の大きさを状況に応じて使い分ける様にしましょう。

テーブルとイスの配置

テーブルの大きさやイスの個数は家族構成やライフスタイルによって異なります。ダイニングルームの設計というとテーブルとイスの配置を忘れてはいけません。しかし単にテーブルとイスが置ければいいという訳ではないです。下の図の様に座る為に750㎜スペースが必要だったり、食事中に座っている人の後ろを通る為には1200㎜程度のスペースが必要です。この様に家具の寸法と共に人が通る寸法を考えて配置計画を設計します。ゆとりを持って食事をする為には家具寸法よりずっと大きな広さが必要。代表的な寸法を下記に示しますので参考にしてみてください。

ミニマリスト設計士のこだわり3選

木の丸いテーブルを置く

丸いテーブルを置く理由は3個あります。一つは丸なので上座(かみざ)の概念がなくてみんなが平等なこと。二つ目中心ができること。中心に向かってみんなが座るので同じ方向性を向いている。なぜか会話が生まれやすいんですね。三つめは席を詰めるとたくさん人が座れることです。長方形のテーブルは4人用とか6人用といった様に固定されていますが丸いテーブルはちょっと狭いけど頑張ればもう二人ぐらいなら座れます。狭くて不便だからみんなで協力して食事を楽しむ。そうしてまた会話が生まれる。不便益の良い循環ですね。

使い方に余裕をもたせる

ミニハウスでは一つのスペースを様々な用途に有効活用します。例えばダイニングテーブルをこどもの宿題、在宅ワーク、趣味の手芸、もちろん調理の場としても使いますね。私はこどもの頃によくダイニングテーブルで母と一緒に料理の準備をしていました。餃子の皮にあんを包んだり、ポテトサラダのジャガイモをうちわであおいで冷ましたり。そんな原風景があるからなのかダイニングルームは私のお気に入りのスペースなのです。当然メインは食事をする場ですが、それ以外のコトにも対応できるように少し余裕をもたせる、伸びしろを意識して設計する様にしています。

東側に配置する

私は40歳を過ぎてからというもの早寝早起きが習慣となりました。20代の様な長時間労働はできない。世代にあった働き方を模索した結果です。つい仕事が忙しくなると帰りが遅くなり夕食を一人で食べる事もありますが、やはり朝は時間をコントロールし易い。朝の時間帯は家族と会話を楽しむ絶好の機会です。それならば朝日がたっぷりと窓から入ってくるダイニングルームで朝食を食べたい。そんな気持ちになりませんか?この理由から朝日が昇る東側にダイニングルームを配置しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ダイニングルームのことを少し見直して頂けましたでしょうか。前半はキッチンとリビングの橋渡し役としてのダイニングルーム、窓の大きさについてお話しました。また少し実務的な必要寸法もご紹介しましたね。後半はミニマリスト設計士のこだわり、丸テーブル・多様性・朝日について解説しました。

ご意見、ご質問がある方はどうぞお問合せフォームからお願いいたします。いつもコメントありがとうございます。今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。藏岡三郎でした。

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藏岡 三郎
藏岡 三郎
一級建築士
設計歴20年以上の一級建築士
離婚を機にミニマリズムに目覚める。
現在小さなミニハウス(自宅)を設計中。
神社巡りが好き。自宅の神棚で朝晩お参りが日課。
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