筆者紹介

藏岡 三郎
藏岡 三郎
藏岡 三郎

みなさん、こんにちは。藏岡です。このページではこのブログの目的と私がどんな人間か少し詳しくお伝えしたいと思います。

目的

「すべての人が自分らしい住まいで幸せに暮らす事」

このブログは「すべての人が自分らしい住まいで幸せに暮らす事」を目的としています。 住まいは一生に一度の買い物とよく言われますね。多くの人は家づくりが初めての経験となります。 初めての家づくりで理想の家をつくれる人は少なく、次建てるならこうしたい!後悔した!というブログ記事をよく見かけます。家づくりをする際、皆さんは関連するキーワードで検索して情報を得ようとします。 家づくりの環境はこの数年で大きく変わりました。様々なメディア、SNSから毎日大量の情報が発信され、 正しい情報が見えにくくなっているのではないでしょうか。私は現役の設計者であると共に、自らの家づくりで幸せな経験もそうではない経験もしました。 「住宅業界の中で得た情報」と「個人的な体験から得た情報」を発信をして 皆さんの住まいづくりをよりよくしたい。そして自分らしい住まいで幸せな暮らす人を増やしたいという想いがあります。情報過多でどんどん大きくなっていく住宅を前にして、設計者としての視点とミニマリストとしての視点で 感じたこと、気づいたことを正直にお伝えしていきたいと思います。これらは実際に体験したことや学んだことを基にしていますが、自分らしい住まいのために採用するかどうかはご自身で判断してもらえればと思います。

藏岡三郎について

私の経歴についてお話したいと思います。

私は大学で建築を学んだ後、建築家の設計事務所に入所し、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の住宅を中心に設計業務に従事しました。その後、住宅設計にもっと深く関わりたいと考えて 大手ハウスメーカーに転職。木造ツーバイフォー住宅の設計職を務めた後に独立しました。 改めて思い返すと設計事務所とハウスメーカーというかけ離れた2つの職務経験は私の設計人生においてとても有意義な経験でした。現在は地方で小さな設計事務所を主宰し、設計歴は20年以上になります。勿論 デザインが好きですが、断熱設計や構造計算など数値化できる設計も得意です。 年齢は40代。一度離婚を経験していますが現在は縁があって再婚することができ、借家で質素に暮らしています。因みに妻もミニマリストです。

私がミニマリストになった2つの理由

  • 離婚                                 人生が一変した経験でした。離婚前は自分で設計した大きな家に住んでいました。整理整頓されていましたが沢山のモノが家の中にありましたね。使いきれないほどの大量のタオルやCostcoで購入した食料品がありました。共働きのため世帯年収は高い方だったと思います。俗にいうパワーカップルでした。離婚理由を詳しく書くことはできませんが、自ら家を出て住み始めたアパートは家賃一万五千円。極端ですね。駅からも遠く、お風呂は昭和スタイルの極小サイズ。アパートには洗濯機、掃除機、テレビもなく、置いてあるのは少しの服とベッドと椅子だけ。洗濯は毎朝手でゴシゴシと洗濯し、掃除はホウキと雑巾でした。当時、暮らしぶりを見た友人は非常に驚いていましたが、自分自身はモノから解放されて満足していました。本当に必要なものしか買わないので貯金と投資ができて、気持ちに余裕ができました。この小さな成功体験が「モノやお金が沢山なくても家族が仲良くしてれば幸せだ。大きなテレビでバラエティ番組や映画を一人で見る時間より、今日一日どんなことがあったかを家族と食事をしながら話し合う時間の方が大切。」と気づかせてくれました。人の欲望は尽きないものです。欲しいと思っていたモノを購入したら次は別のもっと良いモノを求めてしまう。際限がありませんし、上をみたらキリがありません。私はその終わりのないレースを降りることにしました。人生の目的は欲しいモノを買う為でも、お金を沢山稼ぐ為でも、仕事をする為ではありません。人生の目的は自分自身が幸せになることです。そしてその幸せは以外と近くにあると気づかせてくれたのがミニマリズムでした。ミニマリストの暮らし方や持ち物などは別の記事で改めて書きたいと思います。
  • 片づけられない富裕層・不幸な富裕層                            以前、都心部に住む富裕層の方から自宅増築設計依頼がありました。打合せのためご自宅に行くとそこは足の踏み場もないほどモノが溢れてました。ご夫婦は立派な仕事に就かれ、高級住宅街に建つ豪邸で暮らしていました。依頼内容は「収納が足りないから部屋を増やしたい」という内容でした。ある日、打合せに伺うと部屋に誰もが知る高級ブランドの大きなオレンジ色の紙袋がモノに囲まれて置いてありました。きっと素晴らしい商品なのでしょうが私の目にはそれが美しく見えなくて、強烈な違和感があったのを覚えています。ステータスやお金、モノがあって多くの人が羨む暮らしぶりなのですが、「これが豊かなことなのだろうか?」と大変混乱した記憶があります。また私は一時期ある富裕層と一緒に働いていました。その方は会社を経営していて資産も潤沢に所有していましたが会うたびに人の悪口を言う方でした。最初は話をあわせていたのですがこの人は私の悪口も言っているんだろうなと気づいてからは距離をとりました。結局その方は社員から見放され、親族からも愛想をつかされてしまい孤独な状況の様です。この二人の富裕層から「人によって豊かさの感じ方や指標が違うこと」や「モノではなく信用という資産の大切さ」を学びました。

実際に読んだお薦めのミニマリズム書籍を4冊紹介

より少ない生き方 ものを手放して豊かになる / かんき出版
価格:1,650円(税込、送料別) (2023/5/14時点)楽天で購入

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする [ グレッグ・マキューン ]
価格:1,760円(税込、送料無料) (2023/5/30時点) 楽天で購入

貧乏入門 あるいは幸福になるお金の使い方 [ 小池 龍之介 ]
価格:1,540円(税込、送料無料) (2023/5/14時点)楽天で購入

超ミニマル主義 [ 四角 大輔 ]
価格:2,090円(税込、送料無料) (2023/5/14時点)楽天で購入

まとめ

たくさんの情報が簡単に手に入る現代はとても便利な時代ですね。住まいづくりに関する情報も毎日毎日、沢山発信されています。しかしそれらの中には信憑性が低いものや実体験が伴わないものがあるのも事実です。全てを鵜呑みにせず、自分らしい暮らしの為に必要な情報を選んでいきたいですね。

住まいづくりは工事が完了することが目的ではありません。 そこで幸せに暮らしていくことが目的です。 私はミニマリストです。小さくて少ない、でも豊かな住まいづくりを発信していきます。このブログで様々な知識に触れ、自分らしい住まいを一緒に実現しましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。藏岡三郎でした

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